2024年10月7日月曜日

翻弄される日々

 涼しくなって庭いじりもめげずにやろうと意気込んだ.

ラベンダーとローズマリーの挿し木を作った. 計算を間違えて挿し木用の土を多く購入してしまった. もっと挿し木をしようかと思ったけれど植える場所をまだ整備できていないことに気づいた. 発根するまで約1か月, その間に何とか植える場所を準備しよう.

庭に行くと, 金木犀が更に虫被害にあっていた. よーくよーく見ると, 花と新芽を食べている. 木のてっぺんはもう花はない. 薬散しようと薬を用意し巻き始めたけれど高いところは届かない. 脚立に登っても自分に薬を撒くようになる. 

腹を決めた. 切るしかない. 鋸を持ってきて被害の甚大な場所を伐採する. 切っても切ってもその奥にまだ虫食いの枝がある. とうとうほとんど切り落としていた. 

金木犀は枝に所々葉っぱが残っている状態. その葉も新芽を食べられている部分が沢山あるからどこまで成長できるか. 


切った枝を一カ所に集めて薬散. 薬散していると慌ててアマガエルが飛び出してきた. もっともっとがんばって芋虫を食べてほしかったな. 

切り落とされた金木犀に薬をかけながら, 殺人犯になった気分と苦手な芋虫が沢山とのダブルで気がめいった. 

山盛りになった枝をまた処分しないといけなくなった. 処分は何時になることか. 木が乾燥してきたら短く切って運びやすくしておこう. 


木の葉が少しづつ緑色を弱く, 或いは軽くしてきた. 鬱蒼としていた山並みも針葉樹と落葉樹の違いがより一層はっきりしてきた. これからどんどん景色が変化してくる. 

自然の現実に打ちのめされて, 自然の季節の流れに心を潤して, これが共生何だろうか. 

芋虫の正体(金木犀についていた虫はマエアカスカシノメイガだと思う)を検索していたら虫好きの人のブログにたどり着いた. かわいい芋虫を自宅で羽化させるらしい. 芋虫の餌にスーパーのセロリやセリを上げると死んでしまうそうだ. 農薬のついていない葉っぱを探すのが大変と書いていた. どれだけ人は図太くて残酷な生き物か, 自身にあてはめて納得してしまう. 足で芋虫をつぶせないと言いながら薬をがっつり浴びせる, 凶悪な心を持った自然が大好きなばあさん.


還暦になる前もなってからも, 矛盾だらけの人生.

そう, 辻褄が合わない人生をおくって間もなく61年経とうとしている.


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