大好きな木の現実
樹々に振り回される.
息子が伐採した木を処分場に持っていくという. 春先からため込んだ木が庭の隅に積まれてある. レンタカーで持っていくというので, 運びやすい場所に木の移動. それと切ってしまいたい木があるからそれも一緒にと木の伐採を頑張った.
ツツジを2本, 榊を3本, どうだんつつじをたくさんにブルーベリーの剪定とヒイラギのような葉っぱの木1本,柘植の木2ほん.
どんだんつつじはほとんどカミキリムシにやられていた. 株もとに木くずが落ちていて何本かには小さくてきれいな丸い穴があった. その穴から薬を入れるとよい, とネットに載っていたけれど余りに木くず付きの木が多くて何本か伐採した. 切り口を見ると木の芯が木くずでいっぱいになっていた.
10年以上放置されていた庭(元家の持ち主は年に何回かは草刈りに来ていたらしいけれど)は想像以上に荒れていることを思い知らされた. 荒れた庭をきれいにする動画を見ることがあるけれど, 現実は相当に厳しい. 自分の認識の甘さを思い知った.
木の管理ってこんなに大変なんだ. 雑木林が欲しいとずっと思っているけれど, こんな小さな庭の木で手こずっていたら管理なんてできるのだろうか, いやまだ買っていないし, その時はその時で考えればいいことだ. 今は自分の庭のことに集中しよう.
見て思うこと,と,やってみることとは違う. その違いを想像力でまかなえればよいけど私の貧弱な想像力ではどうにもならない. やってみて自分のできそうな範囲を考えるしか方法がなさそうだ.
こんなに大変, と思いながらもやっぱり, ヒバとダケカンバ, イヌシデを庭に植えたいと思っている私は単なるバカなのか, 多分そうなのだろう. それでも木が好きなのだ.
虫食いの木を何本か伐採後気になっていた切株(直径約18cm,高さ50cm)を少し短くしようとした. 切り口はすでに腐っていた. 上から30cmくらいのところから切り始める. ところが鋸の刃を入れたとたんふにゃっとなった. 切り株の周りも腐っている. 横からではなく切り口から縦に刃を入れてみた. するとボロボロ木くずが落ちてきてアリの大群がどんどん出てきた. これはシロアリではないか!
しばし放心状態. 幸い, 家はリフォーム時に床下にシロアリ駆除対策をしてもらった. でも油断は禁物. 早急に対処せねば.
薬を撒く, 或いは切り株にドリルで穴をあけてそこに石油を流すなど方法はいくつかあるようだ.
面倒なこと, 思うようにならないこと, これが自然の現実.
かなりショックだった. 気を取り直すまで少しエナジーを補強しよう.
サイクリングして, ラベンダーとローズマリーの挿し木をして….
庭があって植物があると手間はかかるけれどそれなりに忙しい. 自分で作る仕事で忙しくできるのは楽しいことだ.
木も虫もそして人も生きている. それぞれのテリトリーを守りながら.
私は木の虫食い処理.
田んぼのあぜ道にはヒガンバナが咲き, 萩はもう満開だ. クズの花の匂いより金木犀の匂いが強くなってきた. 稲刈りはだいぶ済んでいる. 今年は雨の時期が長くて稲刈りに農家さんはやきもきしてたそうだ. 実際, 梅雨後半から9月は湿度が例年より高かった. でも今は秋.
空気が軽くなって, 大気も澄んでくる. これから冬にかけて私の大好きな季節になる. ショックからさっさと立ち直ろう. やるしかないのだから.
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