2024年9月29日日曜日

抜糸週間

 怪我の部分の抜糸は呆気ないくらいサッサと終わった. 抜糸した部分の消毒をしてすごく普通の絆創膏を貼って完了.

まだ腫れは引いてないし瘤もできているけど傷口はすっかりふさがっているからもう大丈夫. 絆創膏剝がれてもそのままでいいよ!治療終了.

この抜糸はこの日の午後の出来事.

午前中に隣町(勤務先ではない隣町)の総合病院の口腔外科で,以前抜歯したところの根っこが残っていてその根っこをとった. 麻酔を3本打たれ少し気が遠くなるような気がしたけどなんとか踏ん張った. 治療は抜いて縫って終わり. 三日後抜糸. 一週間に2回も抜糸とは人生初体験だ. 

やっぱり還暦って色々起こるものなのか.


怪我の方はなかなか腫れが引かないけれど痛みはない. 明日当たり自転車に乗ってみようか.





2024年9月23日月曜日

無口なこととハリネズミ

 滑舌が非常に悪い. 理由は舌がながすぎるせい. 兄弟で舌の長さ比べをしたら弟は私より長く舌先が鼻の頭に着いたくらい長かった. そのせいも少しはあるけど基本無口と言われる.

頭の回転がとてもゆっくりしているのと, 話している側の人の感情が先に入ってくると, 話し言葉より相手の感情が優先されて私に向かってくる. 


或いは, 非常に感情的になって話をされて, 怒りとか悲しみとか蔑みとかの感情がダイレクトに私に向かってきて, 具体的に相手が何をしゃべっているのかわからなくなる. 


必死に自分の中で気持ちの整理と, 相手の言わんとしていることの理解をしようとするけれど, そうしているうちにまた話が進んでいる. 相手は私が無反応なことに余計に腹を立てているようなことがよくある.


感情, それもあまりうれしくない感情をぶつけらるのはなかなか堪える. これは嵐が過ぎるのを待つしかない. 

嵐が過ぎるのを待つ間, 自身の感情の揺れ動きを辿って, その感情にぴったりな表現を見つけて, その感情になった経緯を探って, こうなのか, こうだったのかとその時の感情の整理をつける(その整理の過程を言葉にしたい, といつも思うのだけれど頭の中でグルーっと回ってしまうと忘れる). 

そのグルーっと回っているときは,頭の中ではとてもとてもおしゃべりになる. 

そして, 私は困っているわけでもなく, 悲しんでいるわけでもなく, しれっとした顔でいるものだから更に相手は怒りが増すらしい.


むかしからこうだったかといえば, そうでもないような気がする. 50代半ばくらいからこういう場面に合うことが増えたように思う. 

そしてしゃべるのが億劫になる. 


子どものころ読んだ絵本で“しずかなおはなし”(福音館書店発行, 1963刊行,マルシャーク作, うちだりさこ訳)を思い出した.

親子3匹のハリネズミが真夜中の森を散歩するお話. 

ちいさな こえで よむ おはなし

そっと そっと そっと

こんな出だしのえほん. 全体的にグレーの濃淡で色付けされている. 


ハリネズミの絵本と同級生だ.





2024年9月20日金曜日

安静2日目

 怪我は不思議なくらい痛みがない.

お昼ごろから傷の辺りが熱っぽくなっておまけに痒みが出てきた.

触ってみると確かに縫ったところが少し盛り上がっている. 


痛みはないけれど, 膝を曲げるのが少し不自由だ. お風呂掃除はしゃがまないとできないのでパス. 

段差のある所はスタスタ歩けない. 

抜糸が済んだらいっぱい歩こう.


玄関前のところが雑草ダラケになってきた. 

抜糸が済んだらサッサと抜こう. 


庭の雑草もニョキニョキ伸びてきた. 

抜糸が済んだら刈払い機でトットとやっつけよう.


自転車がさみしそうにしてる.

抜糸が済んだら野山を一緒に駆けよう.


大変, 抜糸後の予定が盛りだくさんになった.



2024年9月19日木曜日

後悔

 けがをしてしまった. 

絆創膏で処理できる怪我だったらよかったけど, 外科で3針縫うケガになった.

仕事中, 所謂労災だ.


怪我は痛くなかった, だけど胸が痛かった. 

そういうやり方あしないでね, というやり方で怪我をした. 


上司, 同僚, 誰も責めない. 心苦しい. 

自宅で安静に, してるけど気持ちは安静になれない. 

幸い靭帯や骨には異常が無かった. 純粋に怪我だけだった.


次からは(次があればだけど)本当に気を付けます.ごめんなさい.


2024年9月16日月曜日

秋の夕暮れの田舎道

 仕事に行くときも, 買い物に行くときも, 病院に行くときでさへ周りは木と山と畑.

ぐるりと緑に囲まれている. 


仕事は隣町. ひと山超えてトンネルをくぐる. 坂道を下っても町が見渡せることはない. 山の中を抜けていくから両脇林ばかり. 

帰り道も同じ. だけど帰りは坂が緩やかで, そのせいか, 空と雲を堪能しながら帰る. もうこの時期は途中からくらくなって山も木もなく, ただ暗闇だけになる. 麓近くになったら明かりが…と期待した. だけど田舎道は街灯がほとんどないことに気づいた. 日が短くなってきた9月, 帰り道が少し不安になった. さらに11月半ばになると, 今通勤路にしている道路が凍結する可能性が出てきた. 道幅があって交通量が少ないとっても私向きな道路なのに. 

2kmほど遠回りになるけれど, 別のみちはある. 但し, 途中まで道幅が狭いうえに交通量が多くダンプもよく通る. 今から慣れておこう, と走ってみたけれど正直怖い. 

凍結した道路も未経験. 今練習できるのはどっち?といえば, おのずと答えはでてくる. 


山に行く仕事は12月で終わる. 雪が降って仕事にならないからだ. 

自然の営みに沿う働き方,っていうといい感じ. だけど収入はなくなるからなにか対策をせねば.



2024年9月12日木曜日

とってもとっても疲れた

 昨日.一昨日とこたこたに疲れた.お仕事でのお話.


沢登りと山登りの二日間.

初日は沢登り.沢は流れが緩やかで水量もわずかだったので歩くことは左程たいへんではなかった. ツルツル滑るんじゃないか,と思っていたけれど全く滑らなかった.沢の底は滑っていないのだ.何故だろう, 聞いてみると,雨が降ると大量の土砂が流れてくるから滑りるまで行かないそうだ. 沢の脇の大きな石は苔むしていた.そこまでは水量はないのだろう.

滑りはしなけれどけれど,帰り道は下りで,へっぴり腰で歩いた.そのせいで膝ががくがくになった.


翌日山登り. この日は藪の中ではなくれっきとした登山道を歩く. 

標高が高くなれば涼しくなる, これは全く正解だ. けれど, 残暑が厳しい日にはよっぽど高いところまでいかない限り現実的ではない. 暑さと筋肉痛と疲れと闘って標高が900mくらいになってやっと涼しい風がやってきた. 但し,登り口から10kmくらいまでは車で. そこはすでに標高が500mは超えていた. 目指す場所は標高1,100mほどだったから正味600m登ったわけだ. 



頂上近くなるとヒバがたくさん生えていた. さらに上に行くと矮性になったヒバが大きなヒバの周りを囲んでいる. まだ幹が細くて風に吹かれて曲がったのだろうか. ヒバは成長がとてもゆっくりしている, とネットの植物図鑑に書いてあった. それなりに大きくなるとスクッとたつようになるのか. 矮性のヒバは初めてみたけれど, 林の木の間がヒバで埋め尽くされている光景はとても感動を覚えた. よく見ると, 丈が10~15㎝くらいのヒバの幼木がたくさんあった. 

ヒバが現れるのと同時期くらいにリンドウが蕾を膨らませていた. 青紫の大きな蕾. 大概は一本, 時々2,3本, あまり群れずにスッと伸びている. 頂上に着くとリンドウは群生していて花を咲かせているものもあった.


仕事で山に登れる, こんなに素敵なことはない. 登っている最中はしんどくて, 暑いし, 足は痛くなるし, 汗で体はベトベトで臭いし, ほとんど良いことないのになぜかいやにならない. つまり山が好きだってことだね. 山の樹々たちや草花にエネルギーをもらっていたからだ. 大きなブナがたくさん, ヒバがたくさん,ダケカンバがブナに交じって木肌を輝かせていた. そこに木があるのは私にとってしあわせなことなのだ.

 しあわせにはちがいないけど, 翌日はしゃがむのに時間が必要なくらい筋肉痛だった. 

その筋肉痛も苦にならないくらいヒバやブナ, リンドウが私に満足感をもたらした. 

すてきな光景をありがとう. 穏やかな静寂の時間をありがとう.

また, いつか逢いましょう, 山のみなさん.





2024年9月9日月曜日

今夜のおかず

 今夜はポトフを作った. ニンジンやジャガイモは入らない. 玉ねぎ, キャベツ, マッシュルーム,  ウインナーとチキンコンソメ, 塩と胡椒.

確か小林カツ代さんの本だったか, 忘れたけど, 本に載っていた料理. 元はなんて言ったかな,イタリア語だったか, 本も処分してしまって忘れたしまった. キャベツと玉ねぎを炒めて蒸し煮にして直前にウインナーを入れて粒粒マスタードを付けて食す. スープはない. ある時分量を間違えてスープにしたらおいしかったのでそれ以来, キャベツのポトフといえば我が家ではこれのこと.

ウインナーはシャウエッセンでは美味しくない. 少し高めのあらびきウインナーではしっくりこない. 色がベージュの無着色のものがこの料理には合う.

ごはんとも合うし, 具の少ないスパゲティーにも合うし, パンにも合っちゃう優れたおかず.

今夜はキャベツがちょっとしかなかったので白菜を足しました. 

これにタバスコをかけていただきます. タバスコがね, ぴったりなの. 連れ合いがことのほかこのタバスコが好きで, お弁当に醤油ではなくタバスコを入れていたっけ. タバスコを見るたび思い出す, 連れ合いのあれこれ.

息子は辛いのが苦手で, 彼はこれにパルメザンチーズをかける. 時にはシュレットチーズをかける, チーズが好きなのだ.


今日は夜になっても涼しくならない. ムシっとする. なかなか涼しくならない. あんまり暑い日が続くとどこかで私の神経がブチっと切れるんじゃないか, と思ってしまう. とにかく暑くて湿度が高いと生気を失う. 


ポトフを食べて明日の仕事に備えよう. 

2024年9月8日日曜日

エッセイ教室,打ちのめされる

 今夜はエッセイ教室があった.

打ちのめされた. ぜんぜん私は書けていない, いやわかっていたけれど.


だけど,文章を書くことの難しさだけでなく, 楽しさ, 豊かさも味わえた.

リベンジ.

同じテーマでもう一度書いてみよう.


前進,あるのみ.


先生, 辻仁成っていうお名前なんだけど,私より3つ上.なんてエネルギッシュなんだ!




蚊って鳴かなくなった?

 虫の鳴き声で眠りにつき,虫の鳴き声で目が覚めるような季節になった.

窓をピッチリ閉めていても虫の声がハッキリ聞こえてくる.それだけ余計な音が周りにないのだ.まだまだ蒸し暑いひが続いているけれど, 秋はやってきた. 周りの果樹園はたわわに実った梨がどんどん収穫されている. 直売所は常に何台か車が止まっている. 桃に続いて今は梨, もうすぐリンゴが並ぶだろう. 今のところ台風被害はでていないようだ. 

昨日は庭の草刈りをした. 3週間に一回くらいの割合かな. すぐ草は伸びる. 刈払い機を使用すると虫は寄ってこない. 当然だけど. 鎌を持って草取りをすると, 徹底的に虫よけスプレーをしたつもりでも蚊に刺される. 服の上から何か所も…. この日は20カ所刺された. 

蚊が近づくとぶーっんと独特のうなり声が聞こえるけど, ここに越してきてから一度も蚊の鳴き声を聞いたことがない. ここ何年も蚊に刺されることが無かったから知らないうちに蚊の生態の変化があったのか, それとも加齢による私の聴力が衰えたのか. 

だから刺されてからしばらく経って痒みを感じて刺されたことに気づく.

外に出るたびに刺される. ばあさんの血を吸っておいしいのか, 味覚障害のある蚊なのか.

そういえば, 血液で思い出した. 先日ヤマビルに噛まれた. 初体験だ. ヤマビルが居る場所だと認識していたので完全防備にビルよけのスプレーをジャンジャンかけて臨んだ. 山歩きではなくその日は林道の点検及び修理. 大雨のあとだったので土砂が河床路をふさいでいた. 機械はないので小道具を使って土方仕事. その時ウインドブレーカーが捲れて中のシャツがさらにめくれて奴が私のお腹に侵入(多分). 帰宅後服を脱いだら血がベットリになって気づいた. 痛み, 痒みが全くない. サイレントキラーヤマビル.


近づいたらお知らせしてね, マナーですよ!



2024年9月7日土曜日

 またまた歯医者さんでの話.

随分前からブリッジ(4本)にしたところの具合が悪くて, 引越して落ち着いたので通い始めた歯医者さん. 女医さんで面白楽しい方なんです.

多分推しが強い方だとおもうんだけど, それを必死で抑えている感じがとても好印象です. 年齢は私と近いらしい, ご本人曰く. でも多分もっとお若いと思う.


さてさて今回のお話は, 私が治療してもらっている部分(取れかかったブリッジの1つの歯の神経が残っていてそれを抜くことになった)を近くの大きな病院で治療した方が良いということになって, その説明の時に聞いたお話.

私は現在60歳. これから先, 骨を丈夫にする薬や, 血液をサラサラにする薬を飲む可能性はかなり高い.そんなときに歯を抜くことになったり, 或いは歯茎に残っている神経を取らないとならなくなったりしたとき, 先のお薬を飲んでいると, 治療がとても難しくなる. というのは, 歯を丈夫にする薬を飲んでいると歯が抜けない. 神経がのこっていると歯を抜いた後そこから骨が腐ってくる. そうなると, 顎を全部取る,ということになりかねない, という.

だから先のお薬を処方する前に歯医者さんに行ってきてください, と最近のドクターは言うらしい.




改めて確認した, ひとの身体は素晴らしいシステムになっているんだと.


隣町の総合病院. 距離, 道順は何とか私の運転でも行けそうだ. 問題は駐車スペース. 時間がある時こっそり行ってみよう. 早めに行って駐車スペースを確保しないとならないかもしれないし, スペースはあっても狭い駐車幅だと技術的に危険が伴う. 駐車台数が少ないうちに停めないと. 下手は下手なりに大変なのだ. 
Read more »

2024年9月2日月曜日

進む道

 自分のブログを遡ってみていたら, なんとこのBloggerに書き始めてすでに1年が経過していたことにさっき気付いた. 1年経ったんだ.

自分の感情の備忘録のようなこの書き物に, 誰かが足を停めるわけでもなく, 淡々と日常が過ぎて行って, ブログは適当に更新されていった,という感じ.


引越してまだ半年も経っていないのに, 引越す前のことがあまりに昔のようで半年しか経っていないことに驚いた. もしかすると, もうボケの症状が始まったのかもしれないし, 脳の中で時間経過を察知する機能が一時的に麻痺しているのか. いやいや, これをボケというのか?

余りにも忙しくて知らぬ間に時間が経って,というほど忙しくしていたわけではない. 

なのにもう何年も前からここに居るような気になっている. ホンの3か月前までは3km先のスーパーに車で行くのもおっかなびっくりだったのに, 今は往復50kmくらいならどんとこい, となった. ただし, 田舎道限定だけど. 

きっと変化があまりに大き過ぎて私の脳に時間の経過がインプットされなかったのだろう.

都合のいいことを言ってみた.


ちょっとね, こうなんていうか, すっきりしないものがある. 

収入を得るために仕事をすることと, 地球のなかで生きていることへの責任(これは自分の生き方, 或いは地球の歩き方)と, この二つの方向性のようなものが合えばうれしい限りだけどそうもいっていられない. 人生楽しめばいいじゃん, に大賛成なんだけど. いや, 全くたのしんでいるんだけど. 

どこかね, 難しく考えてしまう傾向がある還暦ばあさん.