すっかり自宅の庭の手入れの記録になっている, このブログ. そして今日もまた庭にいる60歳の私. でも今日は木の剪定じゃないぞ. 下草を鎌で取っている.
草取りにしたのは右手が疲れたのと, 首がずっと上を向いていたので疲れたのと, 剪定が少し飽きたから. 朝から天気が良く日差しも強かったから北側の草取りをすることにした. ガス屋さんや水道のメーター検針の人が困らないようにしなとね.
北側は一面砂利が引かれていて, かつその下に防草シートがあったけれど, シートはもう役立たず. 家の周りの敷石淵にずらりとヨモギが勢ぞろい. これがまたおいしそうな柔らかい薄緑色で, ヨモギ団子が食べたくなる葉っぱ. それなのにこの草の地下茎はなんてたくましい. 縦横無尽に根を走らせている. そのヨモギの脇にスギナの根っこがつくしと一緒になって地下を這っている.
さすが10年放置の庭. こんなにすさまじいとは思わなかった.
最初はヨモギと戦っている気分だったけれど, どうしたって植物には勝てないでしょ, わたしたち. だったら共存という選択しかない. 共存する, その着地点をどこにもっていくか. んーんっ, 着地点じゃなくて妥協点だね, こちら側の.
君たちが出てきたらこっちはさっさと刈る. それしかないね. うん, そうしよう. 気持ちに余裕が出てきたらお団子に入れちゃうよ.
腰を伸ばす, 上空で音がした. 飛行機だ. はるか遠くを飛んでいる飛行機は全く音がしなかったのに, その飛行機は機体の色がわかるくらい低空飛行だ.
きっともうすぐ着陸だ. そうだ,思い出した, 以前空港付近に住んでいたころ, 西側の空から何かやってくると思うと飛行機だったこと. この辺からもうこんなに低空飛行なんだ. 昔の記憶と現在の風景がつながった.
過去と現在のつながり, 当たり前のことを妙に実感した春の休日.
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