山の輪郭と春の兆し
落葉樹の葉が落ちた山は, その形があらわになる. ちょっと表現が露骨だけれど, 私はその形を見るのがすきだ. たいていのお山は, こんもりとした丸形で, そこに木々がわんさと伸びている.
○○連峰とか△△峰とか大きく連なってそびえたつ山々はてっぺんがもう常に雪が根雪だったり, そもそも気温が低過ぎて木が無かったりと, 小さな山とは表情が違う.
私のいう山とは主に里山のことだ.
どんな斜面でも, 樹は太陽に向かってのびる. 伸び方は樹の種類によってそれぞれだろうけれど, ぐんぐん伸びるきもあれば, ゆっくりゆっくりもあるだろう. そんな木の元は枯葉で覆われていて, 一面茶色だ. 樹の色とほぼ一体化している. 葉が落ち切って, 日が伸び始めると枝先が少し少し赤らんでくる. それでも未だ山の稜線と樹との間は空が広がっている.
山の稜線を見ていられるのはあとどれくらいだろう. やがて芽を出し, 葉を伸ばし, 空の空間がどんどん狭まってくる.
そんな季節の移ろいを楽しむべく, 今日も日がくれた.
そして, 給湯器がついに設置された.
さらば, 銭湯通い!
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