お年頃の雑念 vol.ⅱ
昨日の 朝, 深夜から少し少しパラパラと降った雪が木々の枝を覆っていた.
初雪だ.
この日仕事の都合でいつもより30分早く家を出た. 家の前は解けた雪でツルツルになっていた. 少し迷ったけど自転車を用意した. 公園の中なら木の枝で道は凍っていないし積雪もないだろう,とふんだ. 予想的中で,冷たいけれど, 凛と澄んでミスとの詰まった空気の中を走って出勤. 街中はほとんど雪はなかった.
当たり前なことだけれど, 雪と寒さと葉の落ちた木々と, なんて素敵な組み合わせだろうと思う. これ以上の組み合わせは考えられない. 夏もしかり. これ以上にないシチュエーションの立役者はもちろん我らの≪地球≫だ.
先日還暦を迎えたので≪献体≫の登録を申し出た. 後日会員証が送付されてくる. どんなに献体を希望しても献体されるに至るにはハードルがあるそうだ. 感染力の強い病気で亡くなる, 交通事故等出血量の多い無くなり方をする, 孤独死, 親族が拒んだなどの理由で亡くなったら≪献体≫とはスムーズにいかないらしい. まずは健康体でなくなること, と矛盾すようないいかただけれど. だけど, われらが地球人の務めの≪生きる≫ことの終い方を考えると, 健康体でなくなることは辻褄が会うように私には思えた.
そのような無くなり方をするには自己管理が必要で, ストイックな生き方をしようと言っているのではなく, 自分のやり方で健康を維持できる方法を見つければいいのかな,と思う. そう, 自分スタンダードで.
冬の寒さと景色がしっくりと合うように, 自分の生き方が自分自身に,そして自然としっくり合うように生きていきたいな. 等身大で, でも向上(ヨガのインストラクター曰く,向上とは少しづつ変化が分らないくらい小さな変化で前進していくことだと)しながら.
こんな風に考えられるのは私がそれなりに年を重ねてきたから. 30代や40代ではもっと貪欲で見栄を張っていて, こうでなければ,という考えに縛られていた. もっと楽にしてればよかったなぁ.
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム