憧れる山暮らし
家の前の森は大きな公園で地下鉄の駅が2つ, 北の端と東の端とにある.
10月から5月まで16:30で閉園する. といっても出入りはできる.
駐車場,駐輪場がふさがれるだけだ. 暗くなると,地下鉄の駅付近と公園の北の端付近に
オレンジ色のやわらかな光の街灯が灯る. 生き物に配慮した光なのかなと思っている.
本日10月1日. 15:45から15分おきに閉園のアナウンスが流れる.
そうだ,今日から10月だった.
私はこのアナウンスが好きでない.
連れ合いが突然死してから越してきた今の家. その日から聞いてるアナウンス.
否応なしにそのころに引き戻され気分が重たくなる.
だから6月になるととてもホッとする. 梅雨が始まり暑い夏の到来が迫る時期なのに,
ホッとする自分に苦笑する.
豪雪地帯の山の麓で生まれた. 4歳までそこで育った.
高校生になるまで幾度と引っ越しをした. 親の仕事の都合で.
都会にも住んでいたことはあった. けれどまもなく還暦というこのとしになって
やはり自分は山で暮らすのが性に合っていると思った.
山が近くにあると落ち着く.
自分が解放されていくように感じる.
これが私のアイデンティティーか.
緑があるところ以外アスファルトやコンクリートで覆われている大地.
そのことに息苦しさを感じてしまう.
森は目の前にあるけれどこれは山ではない. やっぱり山がいい.
山の麓の小さい家, 庭があるといいな.
できたら雑木林付きで.
緑を楽しみ, 木の実を採り, 花をめでて, 空気を堪能する.
あー,私の山暮らし, 実現はいつの日か….
私の理想のおうちです.
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