2023年10月1日日曜日

憧れる山暮らし

 家の前の森は大きな公園で地下鉄の駅が2つ, 北の端と東の端とにある.

10月から5月まで16:30で閉園する. といっても出入りはできる.

駐車場,駐輪場がふさがれるだけだ. 暗くなると,地下鉄の駅付近と公園の北の端付近に

オレンジ色のやわらかな光の街灯が灯る. 生き物に配慮した光なのかなと思っている.


本日10月1日. 15:45から15分おきに閉園のアナウンスが流れる.

そうだ,今日から10月だった.  

私はこのアナウンスが好きでない.

連れ合いが突然死してから越してきた今の家. その日から聞いてるアナウンス.

否応なしにそのころに引き戻され気分が重たくなる.

だから6月になるととてもホッとする. 梅雨が始まり暑い夏の到来が迫る時期なのに,

ホッとする自分に苦笑する.


豪雪地帯の山の麓で生まれた. 4歳までそこで育った.

高校生になるまで幾度と引っ越しをした. 親の仕事の都合で.

都会にも住んでいたことはあった. けれどまもなく還暦というこのとしになって

やはり自分は山で暮らすのが性に合っていると思った.

山が近くにあると落ち着く.

自分が解放されていくように感じる.

これが私のアイデンティティーか.

緑があるところ以外アスファルトやコンクリートで覆われている大地.

そのことに息苦しさを感じてしまう.  


森は目の前にあるけれどこれは山ではない.  やっぱり山がいい.

山の麓の小さい家, 庭があるといいな.

できたら雑木林付きで.

緑を楽しみ, 木の実を採り, 花をめでて, 空気を堪能する.


あー,私の山暮らし, 実現はいつの日か….



私の理想のおうちです.


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