恩師の言葉
高校の卒業式で語られた恩師の言葉を時折思い出す.
特によく話したとか授業でお世話になったとか
そういうことは無かった先生だがこの時のメッセージが
私の心に響いた.
”考えることは宇宙規模で,行うことは身の周りから”
確かこういう内容だったと思う.
もうかれこれ40年以上も前の話だから細かいところは違っているかもしれない.
その先生は純粋の日本人だったけれどとても背が高くスマートな方だった.
もう90歳近いはず.
そして私は一目その先生を見て,"黄色い帽子のおじさん"を思い出した.
あの”ひとまねこざる"に出てくる黄色い帽子のおじさん.
○○先生ではなく,黄色い帽子のおじさん,と心の中で呼んでいた.
心に響いた言葉は私の中に住み着いた. そして本当に時折芽を吹く.
残念ながら芽は吹いても花は未だ咲かせられていない.
日が沈んでも窓を開ければムワッとする空気で
でも夕暮れは早くやってきて雲は薄く厚みがない. 雲間に日が入ると一気に暑苦しさが
弱まってくる.
夏,特に湿度と暑さに弱い私は,秋が待ち遠しくて待ち遠しくて.
太陽の残照を雲間に照らしながらだんだん暗くなる空を見て
ときはゆっくり進んでいると感じる.
コオロギが静かに鳴きだした.
散歩帰りの公園で, いち早く色づきだした桂の木
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