山の気持ち,人間の都合
被災地…昨今,毎年どの季節にも災害が起こり,
日本全国どこも被災地になりうるかように感じる.
東日本大震災の被災地に住んでいる .
震災から1年くらいたったころから,サイクリングをしていると
何か景色に違和感を感じるようになった.
その違和感の正体は,山が削られ,あるいは丸ごとなくなっていたことだった.
復興の名のもとに,建物がどんどん建てられていった.
どんどん木が伐採され,山が削られた.
復興って何だろう.
木を切られ削られた山は,地肌をさらされみじめにみえた.
泣いているように私には感じられた.
新しい建物を批判しているのではない.
ただあまりにも人間の都合を優先し過ぎではないか,と.
その地での生き物の生態系を思った.
それからしばらくして
イノシシや猿,熊等の人家付近への出没件数が圧倒的に増えた.
自然のバランスを思った.
ここ2,3年は山の頂上がギラギラ光っている光景を目にするようになった.
太陽光パネル.
山の表面がチタンの色で覆われている.
異質な光景に感じた.
人と自然との共存,共生.
良い方法は……どこに.
ヒマラヤスギの実とトウカエデの実
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